ミーテックがベルギー工場を開設

イスラエルの代替肉製造スタートアップ企業のミーテックが、子会社のピース・オブ・ミートを通じてベルギー工場を開設した。広さ21,530平方フィート(約2000平方メートル)の広さの工場では、鶏の幹細胞を培養した「チキンファット・バイオマス」などが製造される。

ミーテックのアリク・カウフマンCEOは、「ピース・オブ・ミートのパイロット工場開設は、代替肉市場への我々の製品投入を加速させることになるでしょう。我々の製品は代替肉製品市場を活性化し、特に味、香り、そして触感のすべてが従来の肉に近いことを周知していただくことになるでしょう。多くの消費者の方に我々の製品を楽しんでいただけると信じています」とコメントしている。

ミーテックは、他の代替肉メーカーのように植物由来の原料を使用せず、ウシや鶏などの幹細胞を培養して製造したバイオインクを使い、バイオ3Dプリンターで代替肉を製造している。

ミーテックは、昨年2021年12月に重さ104グラムのステーキ肉のバイオ3Dプリントに成功したとして話題を集めた。ミーテックによると、バイオインクを使って3Dプリントされたステーキ肉としては、史上最大級の大きさだとしている。