アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、3Dプリンティングソフトウェア開発のテトン・シミュレーション・ソフトウェア(Teton Simulation Software)を買収した。買収金額や条件などの詳細については明らかにされていない。マークフォージドは、テトン・シミュレーション・ソフトウェアのソフトウェア「スマートスライス」を自社の3Dプリンティングソフトウェアのデジタル・フォージ・プラットフォームに組み込むとしている。
テトン・シミュレーション・ソフトウェアの「スマートスライス」はクラウドベースで提供され、3Dモデルのシミュレーションテスト、最適化、バリデーション、プリンティングをワンストップで実行できる。
マークフォージドのシャイ・テレム社長兼CEOは、「ソフトウェアはマークフォージドのソルーションのコアであり、競争優位性の根源です。テトン・シミュレーション・ソフトウェアの買収により、業界のリーダーシップを強化し、プロセスオートメーションをさらに進化させることができます。また、我々の顧客に3Dモデルをプリントする前にバリデーションしていただく機会も提供し、デジタルフォージをさらに強固なものにしてくれるでしょう」とコメントしている。
テトン・シミュレーション・ソフトウェアは2016年設立。ワイオミング州に拠点を置き、設立当初より「スマートスライス」の開発を行っている。