ドイツのハイエンド3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は2482万6000万ユーロ(約33億5151万円)で、前年の2156万7000万ユーロ(約29億1155万円)から15%増加した。同時に発表された2021年度第四四半期の売上高は、1088万5000ユーロ(約14億6948万円)で、前年同期比で22.9%増加した。主力製品であるサンドバインダージェット3Dプリンターの売上増加が結果につながった。
ヴォクセルジェットのインゴ・エデラーCEOは、「2021年をいくつものアチーブメントをもってフィニッシュすることができました。多くの業界においてヴォクセルジェットの工業アプリケーションの導入が進んでいます。昨年9月にはGE傘下のGEリニューアブルと共同で、Haliade-Xと名付けられた世界最大の風力発電タービン用バインダージェット3Dプリンターを製造しました。また、また、第四四半期には大手化学メーカーのコヴェストロとのパートナーシップ契約を締結しています」とコメントしている。
ヴォクセルジェットは2013年設立。ドイツのフライドバーグに拠点を置き、自動車、航空宇宙、エンジニアリング、コンスーマープロダクトなどの産業セクターのユーザーに3Dプリンターを提供している。ヴォクセルジェットはドイツ以外にアメリカと中国に営業拠点を置いている。