アメリカのCADソフト大手のオートデスクが、2022年度第四四半期決算を発表した。それによると、同期間中(2021年11月1日~2022年1月31日)の売上高は12億1000万ドル(約1391億5000万円)で、前年同期比で16%増加した。各種のCADソフトのサブスクリプションの売上高が11億2000万ドル(約1288億円)で、全体の92.5%を占めた。サブスクリプションの売上高は前年同期比で18%増加した。
オートデスクの社長兼CEOのアンドリュー・アナグノスト氏は、「クラウドを通じて顧客に多くのバリューを提供し、新しいワークスタイルを実現していただくことで、我々と顧客の関係性はますます強まっています。また、技術と人勢への継続的な投資と、我々のビジネスモデルの進化、そしてカスタマーエクスペリエンスにより、オートデスクの未来について私は非常にエキサイトしており極めて楽観視しています」とコメントしている。
在宅ワークやリモートワークの普及により、オートデスクのCADソフトをサブスクリプションで利用するユーザーが増加している。ユーザー数の増加を受け、オートデスクは次年度の年間売上高を50億2000万ドル(約5773億円)から51億2000万ドル(約5888億円)程度と見込んでいる。