米テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが1億8500万ドル(約212億7500万円)の資金調達に成功して話題になっている。出資したのはベンチャーキャピタルのタイガー・グローバル・マネジメントを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。
今回の資金調達により、ICONが調達した資金の総額は4億5100万ドル(約518億6500万円)となった。ICONは、昨年2021年8月にもシリーズB投資で2億700万ドル(約238億500万ドル)の資金を調達している。
ICONの担当者は、「ワールドクラスの投資家、役員会、そしてすべての社員とともに引き続きこの仕事をしてゆけることに興奮しています」とコメントしている。
ICONは、昨年2021年9月に米テキサス州オースティンで低価格3Dプリント住宅を販売するなど、建設業界でのプレゼンスを強めている。3Dプリント住宅についてICONは、「3Dプリンティング技術は、従来の住宅よりも安全でより復元力のある住宅を生み出します。従来の住宅よりも火事、洪水、台風といった自然災害に強い構造になっています」と説明している。