イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、複数の投資家から資金を調達したとして話題になっている。Robozeに近い関係者によると、調達した金額は数百万ドル規模で、個人投資家とベンチャーキャピタルで構成される投資シンジケートが投資したという。
Robozeの創業者でCEOのアレッシオ・ロルッソ氏は、「調達した資金は、現在展開中のアメリカでのマーケティング活動や、イタリアの研究開発センターで行っている新素材の研究開発に投じる予定です。Robozeのビジョンに共鳴してくれる新たな投資パートナーを迎え入れられたことを誇りに思うとともに、我々のテクノロジーを使って業界にパラダイムシフトを共に生み出せることを嬉しく思います」とコメントしている。
Robozeは2013年設立、イタリアのバーリで創業した3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。
Robozeは、今日までに拠点を米テキサス州オースティンに移し、アメリカ市場を中心に事業を展開している。