ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが、SaaSベースのアディティブ・マニュファクチャリング・ワークフローソフトウェア開発のリンク3Dを買収した。発表によると、マテリアライズはリンク3Dの株主に対し、現金3350万ドル(38億1900万円)を支払い100%子会社化する。マテリアライズは、今年2021年4月にリンク3Dと買収に関する契約を締結し、100%子会社化のオプションを行使した。
リンク3Dの買収について、マテリアライズのフリード・ヴァンクラエンCEOは、「マテリアライズは今後もアディティブ・マニュファクチャリング業界をリードしてゆく所存であり、リンク3Dの買収はマニュファクチャリング市場における我々のポジションをさらに強化するものです。多くの企業がアディティブ・マニュファクチャリングの活用を進める中で、強固で汎用性の高いアディティブ・マニュファクチャリング・ソフトウェアプラットフォームがさらに求められています。今回の合併によりスケーラブルでサステナブルなプラットフォームの基盤を構築できます」とコメントしている。
マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインやピーター・レイズらが設立した、ベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。