アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2021年度第三四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億5600万ドル(約177億8400万円)で、前年同期比で15%増加した。経常収支は6400万ドル(約72億9600万円)で、前年同期比で8%増加した。
部門別の売上高では、3Dプリンター製品の売上高が1億900万ドル(約124億2600万円)で、前年同期比で40%の大幅な増加となった。一方、サービス部門の売上高は4700万ドル(約53億5800万円)で、前年同期比で19%のマイナスとなった。好調な3Dプリンター製品の売上高を、サービス部門のマイナスが足を引っ張る結果となった。
2021年度第三四半期決算について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「COVID-19との闘いはまだ続いており、サプライチェーンの問題もまだ解決されていません。しかし、スリーディーシステムズの社員の素晴らしい働きにより、二けたの成長を記録した好調な第三四半期決算を発表することが出来ました。期間中ノンコア事業の売却を進め、戦略的成長分野への投資を強化出来たことが結果につながっています」とコメントしている。