米大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの株価が値上がりしている。ストラタシスの株価は、今年2021年2月8日に54.37ドルの高値を付けた後5月12日に19.44ドルに値を下げ、その後20ドル付近で推移していた。今月10月に入ってから徐々に値を上げ始め、現地時間の2021年10月25日、前日比6%高の34.00ドルで取引を終えている。取引終了時点のストラタシスの時価総額は18億3000万ドル(約2086億円)となっている。
ある市場関係者は、来月11月に発表されるストラタシスの2021年度第三四半期決算の内容を市場が先取りしている可能性を指摘している。
ストラタシスは1994年10月に、1株5ドルのIPO価格でNASDAQへ上場している。2001年6月29日には1.01ドルにまで下落したものの、その後徐々に値を上げ始め、2014年1月3日には136.46ドルにまで値上がりしている。しかし、2016年2月19日に17.60ドルへ急落、その後20ドル付近で取引されていた。
ストラタシスは1989年設立。創業者スコット・クランプが娘のためにグルーガンで玩具のカエルを作ったことから積層造形方式の3Dプリンターの原理を発案、世界初のFDM3Dプリンターを生み出した。