カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・スタートアップ企業のファブリック8ラブズが、シリーズA投資で1930万ドル(約21億2300万円)の資金調達に成功した。出資したのはインテル・キャピタル、ラム・キャピタル、TDKベンチャーズ、SEベンチャーズ、スタンリー・キャピタルなどのベンチャーキャピタルと個人投資家。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
ファブリック8ラブズは、ハイレゾルーション・メタルアディティブ・マニュファクチャリングに特化したスタートアップ企業。同社が開発中のメタル3Dプリンターは、従来のメタル3Dプリンターよりも細密で複雑な形状の造形が可能で、半導体パッケージング、エレクトロニクス、医療、サーマルマネジメント、RFコンポーネントなどの領域で広く活用できるとしている。
インテル・キャピタルのマネージングディレクターのジェニファー・アード氏は、「複数のメタル素材を使って微細なメタルアディティブ・マニュファクチャリングが出来ることは非常に画期的です。ファブリック8ラブズのテクノロジーは、未来のエレクトロニクス・アプリケーションの開発において極めてユニークなオプションを提供してくれるでしょう」とコメントしている。