アメリカの大手CADソフトメーカーのオートデスクが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は9億8900万ドル(約1087億9000万円)で、前年同期の8億8600万ドル(約974億
0600万円)から1億300万ドル増加した。CADソフトのサブスクリプション売上が増加し、サブスクリプションメンバーは500万人を突破した。
部門別売上高では、デザイン部門の売上高が8億8500万ドル(約973億5000万円)で、前年同期の7億9800万ドル(約877億8000万円)から11%増加した。Make部門の売上高は8200万ドル(約90億2000万円)で、前年同期の6700万円(約73億7000万円)から21%増加した。
オートデスクのアンドリュー・アナグノストCEOは、「エンドマーケットにおける『不確実性の減少』と『自信の拡大』が数字に表れたと思います。ニュービジネスが立ち上げられ、底堅いサブスクリプション需要が売上を伸ばしています。新たな会計年度を迎えるにあたり、とても力強いスタートが切れていると思います」とコメントしている。
オートデスクは、今年4月にプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソフトウェアメーカーのアップチェインを買収している。市場関係者は、アップチェイン買収の効果は、2022年度内の決算に反映するとしている。