アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、バイオ3DプリンターメーカーのAlleviと、3Dプリンティング・シミュレーションソフトウェア製造のアディティブ・ワークスの二社を買収した。買収金額などの詳細は明らかにされていない。
Alleviは2014年設立。ペンシルバニア州フィラデルフィアに拠点を置き、主に検査用バイオマテリアルとバイオ3Dプリンターを製造している。同社のバイオ3Dプリンターは、これまでに世界40カ国の380を超える医療研究機関や製薬会社に採用されている。
アディティブ・ワークスは2015年設立。ドイツ・ブレーメンに拠点を置き、主にSLS3Dプリンター、SLA3Dプリンター用3Dプリンティング・シミュレーションソフトウェア「Amphyon」を開発している。シミュレーションソフトウェアは、特にチタンなどの高コストの素材を扱うハイエンド3Dプリンターのユーザーがなどが利用し、製造の最適化とコスト削減を目的に使われている。
二社の買収について、スリーディーシステムズのジェフ・グレイブスCEOは、「この投資により、我々のユーザーにより多くのバリューを提供することが可能になります。また、我々のテクノロジーに新たなマーケットを提供し、我々のビジネスのさらなる成長と利益をもたらすでしょう。エキサイティングな未来へ向けてスリーディーシステムズのポジションをさらに強固なものにしてくれると信じています」とコメントしている。