BEAMITグループが3Tアディティブ・マニュファクチャリングを買収

イタリアの大手3DプリンティングサービスビューローのBEAMITグループが、イギリスの3Dプリンティングサービスビューローの3Tアディティブ・マニュファクチャリングを買収した。買収金額などの詳細については明らかにされていない。

BEAMITは1997年設立。イタリアのフォルノーヴォ・ディ・タロに拠点を置き、航空宇宙、自動車などの産業ユーザーにDMLS3Dプリンティング、EBMアディティブ・マニュファクチャリング、SLS3Dプリンティングなどの3Dプリンティングサービスを提供している。

3Tアディティブ・マニュファクチャリングは、イギリスのバークシャーに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。航空宇宙、自動車、防衛、医療、エネルギーなどの産業ユーザーにハイエンド・メタル3Dプリンティングサービスを提供している。

BEAMITは、2019年にスウェーデンの大手3Dプリンティングサービスビューローのサンドヴィクに買収され、同社の子会社になっている。サンドヴィクは、近年ハイエンドメタル3Dプリンターへの投資を強化しており、今後も他社の買収を続けると見られている。

サンドヴィクのクリスチャン・エージバーグ社長は、「アディティブ・マニュファクチャリングセクターは進化のスピードが速く、バリューチェーンにおいては適切なパートナーを確保することが重要です。顧客のプロジェクトを円滑に進めるためのリソースも必要です。ユーザーの複雑で高度な要求に答えることができるプレーヤーは限られています」と買収の理由を説明している。