スウェーデンのスタートアップ3Dプリンターメーカーのウィマターが、400万ユーロ(約5億円)の資金調達に成功した。出資したのはヨーロッパ最大のゲーム企業のベッツォンを含む投資家グループ。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。今回の資金調達により、ウィマターが調達した資金の総額は、5回のラウンドで970万ユーロ(約12億1250万円)となった。
ウィマターのロバート・クニオラCEOは、「今回の資金調達は、投資先としての我が社の可能性を証明してくれました。成長フェーズにおいて、我が社を次のステップへ進めてくれるでしょう。また、この業界において共に旅をしてくれる仲間を迎えいれることを嬉しく思います」とコメントしている。
ウィマターは、調達した資金を販売担当人員の拡充と新素材開発プロジェクトなどに投じるとしている。
ウィマターは2014年設立。スウェーデンのリンショーピンに拠点を置き、小型低価格SLS3Dプリンターの「グラビティSLS3Dプリンター」を製造している。同社の3Dプリンターは、主にスウェーデンのメーカーや医療セクターで導入されている。