3Dメタフォージがオーストラリア証券取引所へ上場

オーストラリアの3Dプリンティングサービスビューローの3Dメタフォージが、オーストラリア証券取引所へ上場した。3Dメタフォージは普通株5千万株を一株0.2オーストラリアドル(約16.69円)で売却し、1000万オーストラリアドル(約8億3427万円)の資金を調達した。本記事執筆時点での同社の時価総額は3800万オーストラリアドル(約31億7024万円)に達している。

3Dメタフォージは、調達した資金をシンガポール工場の拡張や、米テキサス州ヒューストンの新工場の開設などに投じるとしている。

3Dメタフォージのマシュー・ウォーターハウスCEOは、「上場企業になったことを嬉しく思うとともに、新たに株主になってくださった皆様を歓迎いたします。皆様の当社への関心とサポートに厚く御礼申し上げます。上場により堅牢な資金基盤ができ、生産能力の拡充などが可能になりました。強力な追い風を受け、アディティブ・マニュファクチャリングセクターにおける業界の成長とイノベーションの創造に邁進してゆきます」とコメントしている。

最近欧米諸国で3Dプリンター関連企業の株式上場が相次いでいる。3Dプリンターでロケットを製造しているロケット・ラブも、ブランクチェック企業を通じて先月IPOを果たしている。3Dプリンターメーカーのマークフォージドも、ブランクチェック企業のOneを通じてIPOを果たしている。