プロトラブズが2020年度決算を発表

アメリカの大手3Dプリンティングサービスビューローのプロトラブズが2020年度決算を発表した。それによると、同社の2020年度の売上高は4億3440万ドル(約456億1200万円)で、前年の4億5870万ドル(約481億1635万円)から微減となった。EBITDA(税・減価償却前利益)マージンは21.7%で、前年の24%からわずかに低下した。非GAAP(米国標準会計基準)ベースの純利益は6360万ドル(約66億7800万円)だった。

プロトラブズの南北アメリカ地域担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのロバート・ボドール氏は、「2020年を通して、従業員の適応性を示し、当社のデジタルモデルに関する拡充と改善を実現できました。今、当社は大きな機会を目の前に、2021年以降の戦略として世界屈指の顧客体験の創出、デジタルマニュファクチャリングサービスの拡充、従業員への投資の拡大など、明確な目標を掲げています。『Protolabs 2.0』の稼働や3Dハブズの買収により、この機会を最大限に活かすことができるでしょう。全従業員と力を合わせて、Protolabsの長期的成功を牽引していく所存です」とコメントしている。

プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。同社は昨年、オランダのオンライン3Dプリンティングサービスビューローの3Dハブズを買収している。