スペインの3Dプリンティング・サービスビューローが、180万ドル(約1億8900万円)の資金調達に成功した。調達したのはスペインのアストゥリアスに拠点を置くトライディティブ社。調達した資金は、同社のアディティブ・マニュファクチャリング・センターで開発中の3Dプリンターの開発費用などに投じられるという
セカンドラウンドとなる今回のラウンドへ出資したのはスタンレーベンチャーズ、テックスターズ、フノサ・エンプレサス、フォース・ファンディング、IDPAなどのベンチャーキャピタルと、スペイン、フランス、スイスのエンジェル投資家グループ。なお、バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。
トライディティブのマリエル・ディアズCEOは、「既存株主の皆様の変わらぬサポートに感謝するとともに、今回新たに株主に加わって下さった皆様を歓迎いたします。今回の資金調達により、工業用アディティブ・マニュファクチャリングにおける我々のマーケットプレゼンスをさらに拡大することが可能になります」とコメントしている。
トライディティブはマリエル・ディアズ、ホセ・カメオ、セルジオ・マルティネスの三人が立ち上げた3Dプリンティング・サービスビューロー。2万平方メートルの敷地のセンター内に各種の3Dプリンターなどを設置し、主に産業セクターのユーザーに3Dプリンティングサービスを提供している。