デブラ・ロジャース氏がカーボンのチーフ・レベニュー・オフィサーに就任

デブラ・ロジャース氏が、アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンのチーフ・レベニュー・オフィサーに就任した。ロジャース氏は、デュポン出身のエレン・クルマンCEO直属の役員としてカーボンのマーケティングなどを担当する。

ロジャーズ氏は、前職でGE傘下のGEアディティブのチーフ・カスタマー・アンド・コマーシャル・オフィサーを務め、同社の営業、マーケティング、コミュニケーション、コマーシャルプロセスを担当していた。GEアディティブの前職ではデータプラットフォーム企業のパラデータ社のCEO兼社長を務め、同社の事業拡大を率いていた。

ロジャース氏は、「スマートマニュファクチャリングの実現に向けて、アディティブ・マニュファクチャリングは極めて重要な構成要素になると強く信じています。プロダクトデザイン、マニュファクチャリング、サプライチェーン、そしてサステナビリティのすべての点でアディティブ・マニュファクチャリングのインパクトに注目しています。カーボンは、こうした重要なトランスフォーメーションのパラダイムにおいて先頭を走っています」とコメントしている。

カーボンは、アディティブ・マニュファクチャリングの領域における有力なユニコーン企業(創業から10年以内の時価総額10億ドル以上の企業)として注目されている。同社は、早ければ年内のIPO(新規株式公開)が噂されている。アディティブ・マニュファクチャリング関連企業では、昨年12月に競合企業のデスクトップメタルがニューヨーク証券取引所にIPOを果たしている。