ヴォクセルジェットが2020年度第三四半期決算を発表

ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットが、2020年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上は490万8千ユーロ(約6億1350万円で、前年同期の443万6千ユーロ(約5億5450万円)から10.5%増加した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、多くの3Dプリンターメーカーが業績を悪化させているが、ヴォクセルジェットは善戦した結果を残した。

部門別では、システム部門の売上が268万6千ユーロ(約3億3575万円)で、前年同期から64.2%増加した。一方、サービス部門の売上は222万2千ユーロ(約2億7775万円)で、前年同期から20.6%減少した。

ヴォクセルジェットは、2020年度通年の売上を2070万ユーロ(約25億8750万円)から2270万ユーロ(約28億3750万円)程度と見込んでいる。

ヴォクセルジェットのインゴ・エデラーCEOは、「ドイツのカスタムカーメーカーからの追加注文などがあり、今期は売上を伸ばすことができました。特に大型HSSプリンターの販売が伸びています」と説明している。

ヴォクセルジェットは2013年設立。ドイツのフライドバーグに拠点を置き、自動車、航空宇宙、エンジニアリング、コンスーマープロダクトなどの産業セクターのユーザーに3Dプリンターを提供している。