マテリアライズがRSPrintを820万ユーロで買収

ベルギーの3Dプリンティング・3Dプリンターソフトウェア開発のマテリアライズが、3Dプリンターで医療用カスタムインソールを製造するRSPrintを820万ユーロ(約10億2500万円)で買収する。マテリアライズは既にRSPrintの発行済み株式の50%を保有していたが、今回の買収によりRSPrintはマテリアライズの完全子会社となる。

マテリアライズの創業者兼CEOのフリード・ヴァンクレーン氏は、「3Dプリンティングとデザインテクノロジーは、コンスーマーグッズと医療の領域において大いに活用できる可能性があります。特にヘルスケアのセクターにおいては、デジタル・メジャメント技術とパーソナライズ・ソルーションが活用できます。(今回の買収により)この領域を今後さらに強化してゆきます」とコメントしている。

マテリアライズによると、RSPrintの買収は今月11月20日に実行される。買収の詳細については、今週発表される2020年度第三四半期決算で発表されるとしている。

マテリアライズは1990年設立。ベルギーを拠点にヘルスケア、自動車、航空宇宙、コンスーマーグッズなどのセクターのユーザーに3Dプリンティング・ソルーションを提供してきている。日本でもマテリアライズ・ジャパンが、3Dプリントサービスなどの各種の3Dプリンティングサービスを提供している。