メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが、7500万ドル(約79億5千万円)の資金調達に成功した。今回の資金調達により、同社が調達した資金の総額は1億9300万ドル(約204億4580万円)となった。
出資したのは国際投資ファンドのTロウ・プライス・アソシエーションを筆頭とする投資シンジケート。デュラブル・キャピタル・パートナーズ、アローマーク・パートナーズなどのベンチャーキャピタルや、BMWベンチャーズ、デル・テクノロジーズ・キャピタル、ロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタル、ファウンドリー・グループなどの企業ベンチャーキャピタルも参加している。
Xometryのアーロン・リクティグ副社長は、「今回の投資は、我々のソフトウェアプラットフォーム強化や新製品開発などのプロジェクトに投じられます。今年は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大などの逆風が吹いていますが、我が社は売上の倍増を目指しています。我々は素晴らしいチームと優れたテクノロジーを有しています。今後も引き続きグローバルスケールマニュファクチャリングを作り上げてゆきます」とコメントしている。
Xometryは3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営している。同社の顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内のメーカーなどを中心に5,000社に達している。