アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2020年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は1億1760万ドル(約124億4656万円)で、経常収支は2800万ドル(約29億6800万円)の赤字だった。経常赤字は前年同期の1100万ドル(約11億6600万円)から大きく増加した。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、ストラタシスの業績は2020年度第一四半期からすでに悪化している。同社の2020年度第一四半期の売上は1億3290万ドル(約140億874万円)で、前年同期の売上から14.4%低下した。
ストラタシスのヨアヴ・ザイフCEOは、「新型コロナウィルスのパンデミックによるマクロ経済の低迷にもかかわらず、我々は事業と業界の方向性に楽観的な見通しを持っています。3Dプリンティング業界における最大の事業機会はポリマーで、最も成長が期待できる分野が製造業です。我々はポリマー・アディティブ・マニュファクチャリングの領域のリーダーであり、新製品のリリースによりそのポジションをさらに強めてゆきます」と楽観的な見通しを示している。
ストラタシスの決算発表に先立ち、競合企業のスリーディーシステムズも先日赤字決算を発表している。