アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2020年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は1億1210万ドル(約118億8260万円)で、前年同期の1億5730万ドル(約166億7380万円)から28.7%減少した。一方、同期間中のGAAPベースの収益は3800万ドル(約40億2800万円)の赤字で、前年同期の2390万ドル(約25億3340万円)から62.3%赤字額が増加した。
2020年6月末までの6カ月間の売上は2億4680万ドル(約261億1608万円)で、前年同期の3億930万ドル(約327億8580万円)から20.2%減少した。同期間中のGAAPベースの収益は5690万ドル(約60億3140万円)の赤字で、前年同期の4830万ドル(約51億1980万円)から17.8%赤字額が増加した。
2020年度第二四半期決算の結果を受け、スリーディーシステムズは20%の従業員の解雇を含む一連のリストラクチャリング計画を発表した。
スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「現行の売上レベルに合わせて経営効率を最大化し、組織全体を再構築する必要があります。そのため、今年年末までに労働力の20%を削減します。労働力の削減は厳しいですが、戦略遂行に必要なステップです。会社のサステナビリティと利益ある成長を確実に手にしてゆきます」とコメントしている。