ムハマド・シャザッド氏が、ロケット製造ベンチャー企業のリラティビティ・スペースのCFOに就任していたことがわかった。
シャザッド氏は、アクセンチュア、ドイツ銀行、ゴールドマンサックスなどの企業でキャリアを築き、前職ではザ・オネスト・カンパニーのCFOを務め、5億ドル(約540億円)を超える資金調達を成功させていた。リラティビティ・スペースでは、同社初のCFOとして資本政策、分析、資本分配、資金調達、監査、税務、会計などの領域を担当することとなる。
シャザッド氏のCFO就任についてリラティビティ・スペースのティム・エリスCEOは、「ムハマドのファイナンスとインベストメントバンキングのノウハウ、そして成長期にあるスタートアップでの経験は、来年からロケット打ち上げビジネスを本格化させる我が社と大いにフィットします。IQのみならずEQも高く、ロケット業界について驚くべきスピードで学んでいます。CFOとしてふさわしく、リラティビティ・スペースを導くリーダーの一人として活躍してくれるでしょう」とコメントしている。
リラティビティ・スペースは2015年設立。同社はロケット本体やロケットエンジンの主要パーツを3Dプリンターで製造し、ロケット製造コストと打ち上げコストを削減している。同社はこれまでにトライブ・キャピタル、プレイグラウンド・グローバル、Yコンビネーターなどのベンチャーキャピタルから総額で1億8500万ドル(約199億8000万円)の資金を調達している。