アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、従業員の一部をレイオフしていたことがわかった。新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けたものと見られる。
レイオフの具体的な内容は明らかにされていないが、ある関係者によると、エンジニアリング、インダストリアルデザイン、治金技術、研究所の各部署がレイオフの対象になったとしている。
デスクトップメタルのスポークスマンは、「他の多くの3Dプリンターメーカー同様、このパンデミックはあらゆる業界セクターにインパクトを与えています。我々は、会社を正しいポジションに置く必要があり、今後どのような経済的危機が迫ろうともそれに備える必要があります。他の多くの競合企業と同様、我々は会社の財務内容の健全性を確保するため、コスト削減を実施しました」とコメントしている。
デスクトップメタルは2015年設立、ローコストでハイパフォーマンスのデスクトップメタル3Dプリンター「デスクトップ・スタジオシステム」を開発している。「デスクトップ・スタジオシステム」は、独自開発したシングルパス・ジェッティング技術を基に開発され、競合製品の最大100倍のスピードで造形が可能としている。デスクトップメタルには、Google、GE、BMW、ストラタシスなどの企業が出資している。