イギリスのメディカル・スタートアップ企業の3Dライフプリンツが、120万ポンド(約1億5100万円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのフェンウォール・インベストメンツを筆頭とするシンジケートで、バリュエーションなどの出資の詳細は明らかにされていない。3Dライフプリンツが資金を調達するのは2017年と2018年のラウンドに続いて三度目となる。3Dライフプリンツは、調達した資金を同社がハブと呼んでいる製造拠点の増設に使うとしている。
3Dライフプリンツは、3Dプリンターを使って医療用臓器モデルや手術用サージカルガイドなどを製造し、イギリス国民保健サービス(NHS)や民間の医療機関などに提供している。
3Dライフプリンツの創業者でCTOのポール・フォーザーリングハム氏は、「資金調達を成功させたことをとても嬉しく思います。特にフェンウォール・インベストメンツと多くの個人投資家が出資してくださったことを誇りに思います。我々のユニークなビジネスモデルをさらに発展させ、3Dメディカルプリンティングを普及させることで医療コストの削減と患者サービスの向上を果たしてゆきたいと考えています」とコメントしている。