スリーディーシステムズが2019年度決算を発表

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが2019年度決算を発表した。それによると、同社の2019年度の売上高は6億2910万ドル(約660億5550万円)で、2018年度の売上高6億8770万ドル(約722億850万円)から9%減少した。メタル3Dプリンターの大口ユーザーへの納入が遅延したことなどが売上減少につながった。

売上高のうち、3Dプリンターなどの製品の売上高は3億8460万ドル(約403億3830万円)で、前年の4億2920万ドル(約450億660万円)から10.4%低下した。また、サービス関連の売上高は2億4451万ドル(約256億7250万円)で、前年の2億5844万ドル(約271億3620万円)から5.4%低下した。

2019年度決算の発表を受け、スリーディーシステムズの会長兼CEOのヴィオメッシュ・ジョシ氏は、「2020年度は製品のソルーションの提供が確実に行える年になるでしょう。(前年度に遅延した)メタル3Dプリンターの出荷も予定通りに行われ、アディティブ・マニュファクチャリング技術の各セクターへの導入を促し、さらなる利益の確保と成長が見込める年になるでしょう。特にヘルスケアセクターでの需要拡大を見込んでおり、売上の拡大を確信しています」とコメントしている。