ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの新CEOに、マリー・ランガー氏が就任する。マリー・ランガー氏はEOS創業者のハンス・ランガー氏の娘で、経営戦略やマーケティングなどを中心にEOSの経営をかじ取りする。また、同氏のCEO就任に伴い、CTOのトビアス・アベルン氏とCCOOのバートランド・ヒューメル・ヴァン・ダー・リー氏が退任する。また、2017年にCEOに就任した前CEOのエイドリアン・ケプラー氏は新たにマネージングディレクターに就任し、パートナー企業との関係強化などを行う。
EOSの新CEO就任に際し、ランガー氏は、「技術的な観点からも組織的な観点からも、EOSは未来が約束されたポジションにいます。私のビジョンは、EOSを常に3Dプリンティング技術の最前線に立たせ、今日我々が直面している大きなチャレンジを解決するためにサスティナブルな貢献をさせることです。単に経済を成長させるだけでなく、環境にポジティブな影響を与え、社会的な貢献も果たしてゆきたいと考えています」とコメントしている。
EOSは1989年設立、アディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンター、ポリマー3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で広く利用されている。