AREVOがAGCとパートナーシップ契約を締結

カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く3Dプリンティング企業のAREVOが、日本のAGCとパートナーシップ契約を締結した。契約によると、両者はAREVOの3Dプリンティングプラットフォームを使い、日本市場でMaaS(Manufacturing as a Service)事業を展開する。

AREVOの3Dプリンティングプラットフォーム「アクア」は、ロボットアーム式のレーザー3Dプリンターで、最大1立方メートルの造形物をプリントできる。素材はPEEKなどのハイエンド・エンジニアリングプラスチックや、カーボンファイバー複合素材などが利用できる。

パートナーシップ契約の締結について、AREVOの共同創業者で会長のヘマント・ベーダ氏は、「(今回の契約締結は)インダストリー4.0ムーブメントにおける継続中の進化を表すランドマークです。我々は共同で超効率的でサステナブルなオンデマンド・マニュファクチャリングを提供してゆきます。AGCと協働し、日本の多くの産業セクターに我々のMaaSプラットフォームを提供できることを楽しみにしています」とコメントしている。

AREVOは2013年設立。シリコンバレー発の本格的3Dプリンティング・スタートアップ企業として創業当初よりベンチャーキャピタルなどの注目を集めている。同社にはAGCも出資している。