マテリアライズが年度決算を2018発表 https://tech.eu/features/63/a-look-inside-materialise-belgian-3d-printing-pioneer/

ベルギーの3Dプリンティング企業のマテリアライズが2018年度決算を発表した。それによると、同社の2018年度の売上は1億8400万ユーロ(約230億円)で、前年の1億4200万ユーロ(約177億5000万円)から29.6%の大幅増となった。

修正後EBITDA(金利・税金・有形無形償却費控除前利益)は2350万ユーロ(約29億3750万円)で、前年の1460万ユーロ(約18億2500万円)から61%の大幅増となった。また、経常利益は300万ユーロ(約3億7500万円)で、前年の経常赤字200万ユーロ(約2億5千万円)から黒字転換した。

2018年度決算について、マテリアライズのピーター・レイズ会長は「2018年はマテリアライズにとって素晴らしい年になりました。年間の売上は30%増加し、修正後EBITDAは61%増加しました。売上の中でもライセンス収入とメンテナンス売上が380万ユーロ(約4億7500万円)から2200万ユーロ(27億5千万円)に大きく増加しました。また、オペレーションキャッシュフローも990万ユーロ(約12億3750万円)から2800万ユーロ(約35億円)に増加しました。その結果、期末の現金保有高は1億1500万ユーロ(約143億7500万円)に達しました。この財務上の強みは我々の成長機会を促進し、今後のマクロ経済の環境が悪化しても前進する余力を与えてくれるでしょう」とコメントしている。

マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。