https://idarts.co.jp/3dp/dragonfly-2020-3d-printer/
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの2018年度売上が、500万ドルを突破する見通しとなった。現地時間の今週月曜日に同社が発表したもので、売上は前年の六倍となる510万ドル(約5億6100万円)になるとしている。
ナノ・ディメンションは昨年、リセラーの数を10から20へ増やし、これまで中心としていたアメリカ市場以外にも、中国、台湾、韓国、ベルギー、オランダなどにも販売チャネルを広げ、合計30台のドラゴンフライ・プロ・3Dプリンターを販売した。また、シンガポールや香港の研究機関からのリピートオーダーが売上に貢献したとしている。
昨年度の好調な売上について、ナノ・ディメンションのエイミット・デュロールCEOは、「2018年度の結果については、当初の目標を達成できたこともあり、大変嬉しく思っています。今後の更なる成長にもつながると思います。我々の製品をスケールさせ、顧客基盤を強固にするための基礎固めができたと確信しています」とコメントしている。
ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事を可能にしている。