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アメリカのプリンター・複写機メーカー大手のゼロックスが、3Dプリンター市場への参入を表明した。同社のジョン・ヴィゼンティンCEOが表明したもので、来年度中の参入を予定しているという。
ヴィゼンティンCEOは、「我々は3Dプリンター市場へ参入するためのロードマップを準備しています。現時点ではプリント技術、素材、トナー、ソフトウェアなどにおいて差別化するための要素を強化しています。主にモノづくりの現場において活用される、次世代のレベルの製品を投入することになるでしょう」とコメントしている。
同社によると、3Dプリンター市場参入のロードマップの詳細は、来年二月に予定されている同社の投資家向け説明会において明らかにされるとしている。
同社はまた、同社はすでにオレゴン州のウィルソンヴィル工場にて3Dプリンター用プリントヘッドの製造を行っており、3Dプリンター市場に近いポジションをすでに獲得しているとしている。
プリンターメーカーでは、HPがすでにマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを投入し、ハイエンド3Dプリンター市場に参入している。HPに続いてゼロックスも新たに3Dプリンター市場に参入することで、市場の更なる活性化が進むと業界関係者は予想している。
ゼロックスの3Dプリンター市場参入の表明を受け、ニューヨーク証券取引所に上場している同社株価は上昇した。