http://www.3ders.org/articles/20180907-3d-printing-finishing-startup-dyemansion-raises-5m-in-series-a-funding-to-go-global.html
ドイツのポストプロセススタートアップ企業のダイマンション(DyeMansion)が、シリーズA投資で500万ドル(約5億5千万円)の資金を調達した。出資したのはドイツのウンターネーマータム・ベンチャーキャピタル、Btovパートナーズ、AMベンチャーなどのベンチャーキャピタル。
ダイマンションのプレスリリースによると、同社は調達した資金をパートナーとの提携強化に向けて投資し、ポストプロセスの業界でのリーダーの地位を確保したいとしている。
ダイマンションは2013年に起業家フェリックス・エワルドとフィリップ・クレーマーが共同で設立した。3Dプリントされたパーツに独自開発したポストプロセスを施し、サーフェス品質や強度を確保する。2015年にはメタル3DプリンターのEOS創業者ハンス・ランガー氏も同社へ出資している。
ダイマンションはこれまでにBMW、ダイムラークライスラー、アンダーアーマー、HP、シェイプウェイズ、マテリアライズなどの企業を含む全世界500社の企業と取引をしているという。
一般的な3Dプリンターは積層を積み重ねてモノを造形するため、射出成型法などで製造されるモノよりも強度などに問題が生じるケースが少なくない。3Dプリンターでプリントされたモノに塗装やコーティングなどのポストプロセスを施すことにより、3Dプリンターの弱点が補えると業界関係者は期待している。