スリーディーシステムズが3Dプリンターのネット販売を開始 https://www.3dsystems.com/3d-printers/fabpro-1000

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、3Dプリンターのネット販売を開始した。

ネット販売の対象となるのは同社のエントリーレベルSLA3Dプリンターのファブプロ10003Dプリンター。価格は4,995ドル(約54万円)で、3Dプリンター本体、フィニッシュキット、管理用ソフトウェア、1㎏の樹脂のセットとなっている。素材はセットの樹脂の他、ファブプロ・タフ、ファブプロ・ジュエリーキャストなども利用でき、ジュエリーの製造などに使えるとしている。

スリーディーシステムズは、自社の主要3Dプリンターを販売代理店を通じて販売している。一方で、同社は低価格の3Dプリンターを家電量販店などで販売していた事もある。同社が3Dプリンターをネットで販売するのは同社にとって初のケースとなる。

アメリカの低価格3Dプリンターの流通ルートは、かつては家電量販店などの店舗での販売が一般的だったが、最近はAmazonでの販売が主流になりつつある。フィラメントなどの周辺グッズもAmaszonでの販売が広がっている。今回スリーディーシステムズが自社サイトでの販売に踏み切った事を、業界関係者の多くが注目している。