https://www.engadget.com/2015/12/08/adidas-parley-3d-printed-shoe/
カリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のカーボンの取締役会に、アディダスが参加する。
アディダスは昨年カーボンが実施した2憶ドル(約220憶円)シリーズD投資に出資し、同社の株主となっていた。取締役会にはアディダスの取締役のエリック・リードク氏が専任される。
アディダスはカスタムメイドで製造する3Dプリントスニーカーの販売を開始しており、3Dプリンターの導入を進めている。同社はカーボンが開発しているCLIPベースの3Dプリンター「M1シリーズ」「M2シリーズ」をスニーカーの製造に活用するものと見られている。
カーボンは2014年にジョセフ・デシモン、フィリップ・デシモンの二人が設立、独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)ベースの3Dプリンターを開発している。CLIPベースの3Dプリンターは、一般的なSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の造形が可能としている。
カーボンにはこれまでにセコイアキャピタル、レイネット・インベストメンツなどのベンチャーキャピタルに加え、GE、BMW、ニコン、JSRなどの企業も出資している。また、ジョンソンエンドジョンソン、コダックなどの企業がカーボンと業務提携契約を締結している。