ニューマターが事業を廃止 https://newmatter.com/

カリフォルニア州パサデナに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のニューマターが事業を廃止する。同社のウェブサイトでのアナウンスによると、同社は今月末をもって事業を廃止する。

ニューマターは2014年設立、小型デスクトップ3DプリンターのMOD-t3Dプリンターのクラウドファンディングキャンペーンを成功させ、調達目標金額の2倍の資金を調達していた。クラウドファンディングでの資金調達に加え、シリーズA投資による650万ドル(約7憶1,500万円)もの資金を集めていた。

ニューマターに投稿されたコメントで同社のスティーブ・シェルCEOは、「業界を変革しようという我々の情熱は、現時点のデスクトップ3Dプリンター市場環境においては、シンプルに利益を生み出せなかったことが明確になりました」としている。

ニューマターでは、MOD-t3Dプリンターのサポートを今年夏まで継続する。サポートはニューマターのニューマターストアで行うとしている。

事業の廃止に伴い、ニューマターは同社のウェブサイトでフィラメントやヒートベッドなどの消耗品のセールを行っている。

ニューマターの事業廃止は、先日発表されたタイプAマシーンズの事業廃止からわずか1週間後に起きた。業界関係者の間では、今後も更なる3Dプリンターメーカーの廃業を予想する向きもある。