3Dプリンター製造大手のストラタシスが、2016年度決算を発表した。
発表によると、2016年度売上は6億7245億ドル(約776億円)で、前年から2353万ドル(約26億6千万円)減少した。経常収支は7762億ドル(約88億円)の赤字で、前年の経常赤字13億8383万ドル(約1577億円)から大幅に改善した。
売上の内訳は、製品売上4億7903万ドル(約546億円)、サービス売上1億9342万ドル(約220億円)だった。サービス売上が前年から若干増加した。
ストラタシスは2015年度決算でデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズ買収に伴う営業暖簾償却を行い、巨額の損失を計上している。2016年には長年CEOを務めたデービッド・ライス氏が経営不振の責任をとって辞任した。
現在はイラン・レヴィンCEOのもと経営再建を目指している。
ストラタシスは、航空機製造大手エアバスの新型旅客機エアバスA350XWBの製造サプライチェーンに3Dプリンターを供給し始めており、同社を巡る明るいニュースが出始めている。