http://beehex.com/
アメリカのピザ3Dプリンター開発ベンチャー企業が100万ドル(約1億1300万円)の資金調達に成功した。
資金を調達したのはビーヘックス社。調達した資金は同社の新型ピザ3Dプリンター「シェフ3Dピザプリンター」の開発に使われる。
同社は2013年にNASAが12万5千ドル(約1412万円)出資したことで知られている。同時期にNASAは宇宙用3Dプリンターメーカーのメイド・イン・スペースにも出資している。
「シェフ3Dピザプリンター」は外食産業の作業自動化スペシャリストでピザチェーン店創業者のジム・グロート氏と共同で開発される予定。ビーヘックスは飲食店やアミューズメントパークの他、小売店やフェスティバルでの利用を想定している。
NASAによる同社のピザ3Dプリンターへの出資については、オクラホマ州選出のトム・コバーン上院議員が「無駄である」と批判しており、プロジェクトそのものの評価については意見が分かれている。今回の新たな資金調達についても、期待される投資効果が十分に得られるか疑問視する声がある。
食品3Dプリンターを製造する機運はこれまで世界的に高まってきたが、商業的に成功したケースは未だに出現していない。多くの業界関係者はビーヘックスの食品3Dプリンターについても否定的に見ている。