アーカムの2016年度売上が対前年比で12.5%増加 http://www.engineering.com/3DPrinting/3DPrintingArticles/ArticleID/6043/Arcam-AB-Small-3D-Printing-Company-with-Big-Growth-Projections.aspx

スウェーデンのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのアーカムの2016年度売上が、対前年比で12.5%増加した。売上7,300万ドル(約82億円)で、2015年度の6,500万ドル(約73億円)から9億円増加した。経常収支は120万ドル(約1億3400万円)の赤字だった。

アーカムは昨年GEによる14億ドル(約1,568億円)規模のTOB買収により同社の子会社となっている。買収完了時点でGEはアーカムの発行済み株式の76.15%を保有している。

アーカムは独自開発したエレクトロンビームメルティング方式の3Dプリンターを製造しており、現時点で25台の受注残を抱えている。昨年には新たに開発したアーカムQ10、Q20シリーズをリリースしており、業績を拡大している。

アーカムはドイツのコンセプトレーザーと共にGEのサプライチェーンに組み込まれている。GEでは特に航空宇宙分野におけるアディティブ・マニュファクチャリングの市場規模を4億8千ドル(約537億円)規模と見積もっている。

アーカムはメタル3Dプリンター用メタル素材も供給しており、現時点で3Dプリンター用チタンパウダー市場の50%程度のシェアを持っているとされる。