アメリカの大手エンターテインメント企業のディズニーが、ディズニーランドの人気アトラクションのジャングルクルーズライドのデコレーションを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。
アメリカ現地メディアの報道によると、ディズニーはスタートアップ系3Dプリンティング企業のハディー(Haddy)と共同で、ハディーが所有するAIベースの大型ロボットアーム型3Dプリンターを使い、ジャングルクルーズライドのプロップやストラクチャーを建設するとしている。ディズニーが自社のアミューズメント施設の建設に3Dプリンターを活用するのは今回が初となる。
ハディーによると、3Dプリンターを活用することで建設時間が大幅に削減でき、従来数週間から数か月程度かかっていたのがわずか70時間に短縮できるとしている。また、建設資材にはリサイクルされた生分解性プラスチックが使われており、カーボンフットプリントの削減なども実現できるとしている。
ハディーは、今後フロリダのディズニーワールドで新設が予定されているモンスターズインクの新ライドの建設や、周辺のディズニーワールドホテルに設置される家具の製造などにも3Dプリンターを活用する予定だとしている。

