Visa Cash App RBレーシングチームがRobozeとパートナーシップ契約を締結

F1カーレーシングチームのVisa Cash App RBレーシングチームが、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeとパートナーシップ契約を締結した。発表によると、Visa Cash App RBレーシングチームはRobozeの3Dプリンターを使い、レーシングカーの消耗部品などの製造を行うとしている。

Visa Cash App RBレーシングチームは3Dプリンターを活用することにより、各パーツの軽量化や空力特性を活かした効率性の追求、そして構造的な強度の確保が可能になるとしている。3Dプリンティング用素材としては、Robozeが独自に開発したカーボンPEEKが使われる予定。

Robozeのアレッシオ・ルスッソCEOは、「このコラボレーションは、3Dプリンティングテクノロジーの境界を広げるという我々のミッションを前に進める重要なステップです。我々が開発したカーボンPEEKがフォーミュラー1のトラックで実際に使用されるのです。モータースポーツの領域におけるパフォーマンスと効率性のパラメーターを再定義するためのいいチャンスです」とコメントしている。

Visa Cash App RBレーシングチームは、2024年に結成されたばかりのF1レーシングチーム。イタリアのファエンザに拠点を置き、ホンダ製エンジンRBPTH002を搭載したF1レーシングカーを製造している。