ディズニーがスキャン防止用素材の特許を申請 https://i.ytimg.com/vi/_zpQWm7liqU/maxresdefault.jpg

ディズニーがスキャン防止用素材の特許を申請した。ディズニーが申請したのは反射系素材で、キャラクターのフィギュアなどのスキャニングを困難にさせるもの。

特許申請書類によると、「スキャン防止用素材」をディズニーキャラクターのフィギュアなどに塗布し、スキャニングを困難にするという。スキャン防止用素材はガラスビーズの様な形状だという。

一方で、ディズニーのキャラクターを含むフィギュア用の3Dモデルはインターネット上に普通に存在している。Thingiverseなどの3Dモデル共有サイトでは、ディズニーのキャラクターのフィギュアなどの3Dモデルが大量に公開されている。それゆえ、今回のディズニーの特許申請は、キャラクターのコピー品製造防止にはそれほど役に立たないという声も出ている。

3Dプリンターの普及に伴い、世界規模でキャラクターなどの3Dモデルがやり取りされているが、意匠などの知財をどう保護してゆくかが課題になってきている。特に玩具業界では3Dプリンターを活用する機運が高まってきており、3Dプリンターを使ったキャラクタービジネスの確立を急ぐとともに、知財保護を包括的に行う何らかの仕組みが求められてきている。