ロサンゼルスに拠点を置くロケットメーカーでNASDAQ上場のロケット・ラブと、ドイツのメタル3Dプリンターメーカーで日本の大手光学機器メーカーニコン傘下のニコンSLMソルーションズが、MoU(基本合意書)を締結した。
両者の発表によると、ニコンSLMソルーションはロケット・ラブに対し、二機の「ウルトララージ・メタルアディティブ・マニュファクチャリングプラットフォーム」を供給する。ロケット・ラブは、これまでにニコンSLMソルーションの大型メタル3Dプリンター「NXGシステムズ」シリーズを導入するが、さらに大型ののメタル3DプリンターをニコンSLMソルーションから導入することになる。
ニコンSLMソルーションのサム・オレアリーCEOは、「宇宙開発の領域でロケット・ラブがさらにスケーラブルでハイパフォーマンスを発揮することをサポートできることを誇りに思います。新たに導入される我々の「ウルトララージ・メタルアディティブ・マニュファクチャリングプラットフォーム」は彼らのイノベーションの限界を押し広げ、よりスケールすることを可能にするでしょう」とコメントしている。
ロケット・ラブは、ロケット本体やロケットエンジンなどの主要パーツの多くをメタル3Dプリンターで製造している。