アメリカ海軍がUSSサンディエゴ艦内でのメタル3Dプリンティングに成功

アメリカ海軍がUSSサンディエゴ艦内でのメタル3Dプリンティングに成功したとして話題になっている。アメリカ現地メディアの報道によると、アメリカ海軍はUSSサンディエゴに搭載したゼロックスのElemXリキッド・メタルジェッティング3Dプリンターを使い、高耐久性アルミニウム合金パーツの製造に成功したという。製造されたパーツはいずれも完成品パーツで、高い造形性能と品質が確保できたとしている。

プロジェクトを率いたアメリカ海軍大学院先端製造研究教育コンソーシアムのガース・ホブソン氏は、「我々は全員、ElemX3Dプリンターのパフォーマンスに驚いています。使い勝手がよく、プリントされたパーツのクオリティも期待以上に高いです。ごのテクノロジーは、海上で運行中の艦船のメンテナンスや修理の能力を飛躍的に向上させることになるでしょう」とコメントしている。

USSサンディエゴ(ドック型輸送揚陸艦)はアメリカ海軍のドック型揚陸艦。サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦の6番艦で、カリフォルニア州サンディエゴ市に因んで命名された。排水量2万5000トン、全長208.5メートルで、CH-46機4機またはMV-22B機2機を関西できる。兵員数は699名から800名。2024年9月19日から長崎県佐世保基地を母港としている。