トヨタがストラタシスの最新シリーズ「F3300」を導入へ

トヨタがストラタシスの最新シリーズ「F3300」を導入するとして話題になっている。現地メディアの報道によると、トヨタはストラタシスの「F3300」を世界で始めて導入する「ローンチカスタマー」となる見込で、プロトタイピングやエンドユーズパーツの製造などに活用するとしている。

ストラタシスによると、「F3300」はパーツ製造コストが従来型のシリーズより最大で25%低く、造形精度も最大で25%程度向上している。ストラタシスは、「F3300」シリーズがトヨタが求めるハイスタンダードな仕様要求を満たしたものと評価している。

トヨタの先端技術マネージャーのエデュアルド・グズマン氏は、「F3300シリーズを我々のアディティブ・マニュファクチャリングオペレーティングに導入できることは、トヨタのコーポレートゴールを実現するための非常に大きなステップとなります。F3300は、会社全体における新たなアディティブ・マニュファクチャリング機会へ適応するための大きな武器になります」とコメントしている。

トヨタは、3Dプリンターの黎明期から3Dプリンターを活用してきた3Dプリンターのアーリーアダプターであることで知られる。トヨタは、黎明期においては特にSLA3Dプリンターを多用し、試作品などのプロトタイピングなどに広く活用してきた。