フォームラブズが「フォーム3+」と「フォーム3B+」をリリース

米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、最新シリーズ「フォーム3+」と「フォーム3B+」をリリースした。現在開催中のCES(ラスベガス家電見本市)で公開している。

「フォーム3+」と「フォーム3B+」は、いずれも従来シリーズよりもレーザー照射機能が強化され、レーザーエクスポージャーを最適化したことで造形スピードを最大で40%向上させている。また、ビルドプラットフォームに特許申請しているクイックリリーステクノロジーを導入し、フレキシブルパーツのプリントをより精密にできるとしている。

フォームラブズの共同創業者でCEOのマックス・ロボフスキー氏は、「フォームラブズは、これまでにプロフェッショナルのデスクトップ3Dプリンター市場を創り上げ、フォーム3をベストセラーにしてきました。フォーム3+は次世代のシリーズで、ユーザーがアイデアから実際に手にする現物までのプロセスを最短化してくれます。我々の製品は、そうしたスタンダードを設定し、誰でもモノづくりを可能とする環境を提供します」とコメントしている。

フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「フォーム1」「フォーム2」「フォーム3」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。フォームラブズは最近、医療用3Dプリンターをリリースするなど、医療の領域への進出を進めている。