ボストン・マイクロ・ファブリケーションが高精細3Dプリンター「microArchS240」の販売開始

ボストン・マイクロ・ファブリケーションが、2021年12月27日より高精細3Dプリンター「microArchS240」の販売を開始した。

microArchS240は、ボストン・マイクロ・ファブリケーションが独自開発したプロジェクション・マイクロ・ステレオリソグラフィ(PμSL)という3Dプリント技術をベースにしている。PμSLとは、紫外線を面単位で照射することで、マイクロスケールの解像度で迅速に光重合する技術。緻密で正確な再現性の高い部品を製造することができるため、医療器具、マイクロ流路、MEMS、バイオ・製薬、エレクトロニクスなど、幅広い産業セクターにおいて活用できる。

造形材量は光硬化性樹脂に加え、セラミックやナノ粒子を含む機能性複合材料も利用できる。また、最大造形サイズは100mm×100mm×75mmとなっている。また、ローラー式膜システムにより、前シリーズのmicroArchS140より造形時間を最大約50%削減できるとしている。

ボストン・マイクロ・ファブリケーションは、2016年にマサチューセッツ工科大学のニック・ファング教授ら三人の3D造形技術者が共同で立ち上げた高精細3Dプリンターメーカー。日本ではBMF Japan株式会社が事業を展開している。