イスラエルの大型3DプリンターメーカーのMassivit 3Dが、合金型製造用大型3Dプリンター「Massivit 10000」をリリースした。独自開発したキャスト・イン・モーション技術をベースに開発したもので、従来シリーズよりも高速で高スループットを実現したとしている。
Massivit 3Dのエレズ・ツィマーマンCEOは、「複合マニュファクチャリングの領域に、このシリーズをリリース出来たことに興奮しています。この領域はイノベーションに飢えた領域であり、モールディングのパラダイムシフトが求められている領域です。Massivit 10000シリーズを活用することで、これまで数週間かかっていたリードタイムを、最速数日へ削減することが可能になります」とコメントしている。
Massivit 3Dは2013年設立。イスラエル・ロドに拠点を置き、造形サイズ最大最大117 X 150 X 180 cmの大型3Dプリンター「Massivit 1800シリーズ」などを製造している。同社の3Dプリンターは、独自開発したGDP(Gel Dispensing Printing)技術により、サポートなしに複雑な形状の物体を正確に造形する事が可能としている。Massivit 3Dの3Dプリンターは、特に航空宇宙、自動車、防衛、エネルギーなどの産業セクターで利用されている。