イスラエルの大型3DプリンターメーカーのMassivit 3Dが、大型3Dプリンター「Massivit 5000ウルトラ」をリリースする。来月5月2日から6日までの5日間米フロリダ州オーランドで開催されるアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループ2021で公開される。
Massivit 5000ウルトラは、造形サイズ1450 x 1110 x 1800mmの大型3Dプリンター。主に自動車、造船、鉄道などの産業ユーザーによる利用を想定している。Massivit 3Dの従来のシリーズよりも、スループットが最大で30倍になったとしている。
Massivit 3Dのエレズ・ツィマーマンCEOは、「製造スピード、製造サイズ、精密性などの限界に直面しているすべてのメーカーの問題を解決するため、この新たなアディティブ・マニュファクチャリングシステムをご提供できることに興奮しています。このシリーズは、多くの産業セクターにおいてモノづくりをトランスフォームするという我々のロードマップにおける重要なマイルストーンです」とコメントしている。
Massivit 3Dは2013年設立。イスラエルのロド市に拠点を置き、設立当初より造形サイズ1立方メートルを超える大型3Dプリンターを製造している。同社の3Dプリンターは、自動車や航空宇宙などの産業セクターのユーザーに加え、映画製作や広告代理店、展示会関連企業などが利用している。