メイド・イン・スペースが世界で初めてセラミックSLA3Dプリンターを国際宇宙ステーションに設置

NASA傘下のスタートアップ企業のメイド・イン・スペースが、世界で初めてセラミックSLA3Dプリンターを国際宇宙ステーションに設置する。今月29日に打ち上げられるノースロップ・グラマン第14回コマーシャル補給ミッションの一環で行われるもので、人類史上初めてSLA方式の3Dプリンターが宇宙空間に設置される。

メイド・イン・スペースのマイケル・スナイダーCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)は、「このミッションは、商業ミッションと宇宙空間の利用のためのプラットフォームとしての国際宇宙ステーションの価値を改めてデモンストレートするものです。NASAとのパートナーシップにより、宇宙空間において様々な市場ニーズに対応することが可能になりました。過去には想像もできなかったようなイノベーティブな物が誕生するかもしれません」とコメントしている。

メイド・イン・スペースは2016年に人類史上初めて国際宇宙ステーションに3Dプリンターを設置し、宇宙空間でのモノづくりを成功させた。同社は昨年10月には、3Dプリンターで使用するためのリサイクル機器も設置している。

メイド・イン・スペースは、今年6月に宇宙産業に特化したプライベート・エクイティ・ファームのAEインダストリアル・パートナーズ傘下の投資ファンドのレッドワイヤーに買収された。